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同じ明るさで違う色を選びたいと思ったことはありませんか? 「伝わる」視覚作品を作るためには、画面にしっかりとした明度の構造があることが重要です。

コンピュータでは基本的に赤・緑・青の3つの変数で色が表されることはご存知だと思います。 これが RGB 表色系ですが、明度を色に独立して変化させられないという欠点があります。

そのため色相・彩度・明度の HSV 表色系が一般に使用されるのですが、 HSV の「明度」とは、実はある色相での相対的な明るさを示していて、 色相を変化させると、明度が同じでも実際に感じられる明るさが変化してしまいます。

より正確に人間の明度の知覚を再現した表色系が、Lab 色空間です。 Lab の L は明度を、a と b はそれぞれ2つの補色間の位置を表しています。 横軸の a は「緑~マゼンタ」で、縦軸の b は「青~黄色」です。

「Lab カラーピッカー」は、この Lab 色空間を基に、同じ明るさの別の色を簡単に選択するために設計されたカラーピッカーです。